◆二十八番(藤本なおや議員) 私は、杉並自民議員倶楽部を代表して、議案第五十四号杉並区副区長の選任の同意について、賛成の立場から意見を述べます。
 意見を述べるに先立ち、まず、現副区長、小林義明副区長のこの間の杉並区政における功績に深く感謝申し上げます。
 小林副区長は、平成十一年六月に就任以来、助役、副区長として区役所の職員をまとめ、議会との連携を図りつつ、山田区長の杉並改革を支えてまいりました。小林副区長は、温厚な人柄と柔和な笑顔で、職員はもとより、議員そして多くの区民から慕われてまいりました。
 その一方で、豊富な行政経験に裏打ちされた適切な判断力で杉並区の経営改革を支えてきたのと同時に、二十三区助役会会長としてその重責を見事に果たされてきたことからも、その行政手腕について高く評価するものであります。ここに改めて小林副区長の功績に敬意をあらわしたいと思います。
 さて、後任の副区長の任命についてでございますが、我が会派は、議案のとおり、松沼信夫政策経営部長を最適の人材と考え、賛成をするものであります。
 賛成理由の第一は、松沼氏はこの八年間、小林副区長とともに、山田区長の杉並改革を名実ともに支えてきたその実績と卓越した行政手腕があるからであります。とりわけ松沼氏の財政手腕は、杉並区はもとより二十三区、東京都にも高く評価されているところであります。山田区長が就任した当初の危機的財政状況を見事克服をし、杉並区を行革ナンバーワンの自治体へと立て直したそういった実績は、予算課長として四年間、そして政策経営部長として四年間、杉並区の経営改革の先頭に立ってきた松沼氏の力によるところも大であります。
 賛成理由の第二は、松沼氏が杉並区の職員をまとめる最適な人物であるからであります。
 今、山田区長は、杉並改革の総仕上げで杉並区の末永い繁栄の道を築こうとしております。そのためには、杉並区の職員の力と心を束ね、五つ星の区役所の発展に向け、さらなる前進を図ることが不可欠であります。その意味で、裏表がなく誠実で多くの職員からの信望を集める松沼氏は、副区長として最適と考える次第であります。
 以上申し上げてまいりましたように、我が会派は、松沼信夫氏が区長とともに杉並改革の総仕上げを副区長として推進、また実現することを願い、また、これからも職員のかがみとなることを期待を申し上げ、賛成の意見といたします。